「資格を取るなら、やっぱりITや語学が有利なのだろうか」——そう考えている方に、少し意外なデータが出ています。国内最大級の資格情報サイトが発表した「日本の資格・検定アワード2026」で注目を集めたのは、安全・メンタルヘルス・生活密着型の資格でした。この記事では、実際に多くの人が調べている資格のランキングから見える「資格選びの新潮流」を解説します。
「日本の資格・検定アワード2026」が示す注目資格
資格情報サイト『日本の資格・検定』(CBTソリューションズ運営)が、掲載する約1,300件の資格・検定を対象にした「日本の資格・検定アワード2026」を2026年7月7日〜9日に発表しました。集計対象は2025年4月1日〜2026年3月31日のサイトアクセス数です(出典: CBTソリューションズ PR TIMES 2026年7月8日)。
このランキングの価値は、資格の専門家が「おすすめ」を選んだものではなく、実際に多くの人が自発的に調べた資格が反映されている点にあります。世の中の関心が今どこに向いているかを映す鏡といえます。
アクセスが急伸した「注目度UP部門」トップ3
2025年度にアクセス数が大きく伸びた「注目度UP部門」の上位は次のとおりです(出典: CBTソリューションズ PR TIMES 2026年7月8日)。
- 1位:セーフティアセッサ(SSA/SA/SEA/SLA)安全資格認証制度
- 2位:発達障害児支援士
- 3位:危険物取扱者
1位のセーフティアセッサは、機械や設備の安全性を評価・確保する能力を認証する資格です。人手不足や自動化が進む製造現場で、安全を確保しながら効率化を進めるニーズが高まったことが注目度上昇の背景にあると分析されています(出典: 同PR TIMES)。
みんなが調べている「総合アクセス部門」トップ3
一方、年間を通じてアクセスが多かった「総合アクセス部門」の上位は次のとおりです(出典: CBTソリューションズ PR TIMES 2026年7月9日)。
- 1位:NR・サプリメントアドバイザー認定試験
- 2位:メンタルヘルス支援士
- 3位:ITパスポート試験
栄養・サプリメントの知識を扱うNR・サプリメントアドバイザー、心の健康を支えるメンタルヘルス支援士が上位を占め、ITの基礎を証明するITパスポートが続きました。ヘルスケア・メンタル・ITの基礎という顔ぶれに、関心の幅広さが表れています。
データから読み解く「資格選びの新潮流」
これらのランキングを並べて見ると、ある傾向が浮かび上がります。
キャリアアップ一辺倒から「生活・現場実践型」へ
上位に並んだのは、安全(セーフティアセッサ・危険物取扱者)、メンタル・発達支援(メンタルヘルス支援士・発達障害児支援士)、健康(NR・サプリメントアドバイザー)といった、身近なリスクへの備えや実践的な学びにつながる資格でした。
主催者も、資格が単なるキャリアアップの手段ではなく「日々の生活や社会課題に向き合う実践的な学び」として注目される傾向があると分析しています(出典: PR TIMES 2026年7月8日)。年収アップや転職のためだけでなく、暮らしや周囲の人を守るために学ぶ、という動機が広がっていると読み取れます。
「わかりやすい実益」が選ばれている
こうした資格に共通するのは、学んだ内容が生活や現場ですぐ役立つイメージを持ちやすいことです。安全管理、心の健康、栄養といったテーマは、仕事だけでなく家庭や地域でも活かせます。資格取得のハードルが「合格して終わり」ではなく「学びが日常に還元される」ことに置かれ始めている、と考えられます。
自分に合う資格をどう選ぶか
トレンドを踏まえたうえで、資格選びで失敗しないための視点を整理します。
「目的」から逆算して選ぶ
資格は取ること自体が目的化しやすいものです。まずは何のために取るのかを明確にしましょう。
- キャリアアップ・転職のため(職務に直結する専門資格)
- 今の仕事の幅を広げるため(関連分野の資格)
- 生活や家族を守るため(安全・健康・メンタル系の資格)
同じ「人気資格」でも、目的が違えば最適な選択は変わります。ランキング上位だからという理由だけで選ぶと、取得後に活かしきれないこともあります。
IT・AI系の基礎も引き続き有力
総合アクセス部門でITパスポートが3位に入っているように、ITの基礎的な素養を証明する資格の需要は根強い状態が続いています(出典: CBTソリューションズ PR TIMES 2026年7月9日)。生活密着型の資格が伸びる一方で、仕事の土台としてのデジタルスキルの価値が下がったわけではありません。キャリアの武器としてIT・AI系の資格を検討している方は、[INTERNAL_LINK: 2026年に取るべきIT資格]や[INTERNAL_LINK: AI資格おすすめ]もあわせてご覧ください。
まとめ 関心データを手がかりに、目的に合う資格を選ぶ
「日本の資格・検定アワード2026」が示したのは、安全・メンタル・生活密着型の資格が注目を集めているという新潮流でした(出典: CBTソリューションズ PR TIMES)。注目度UP部門ではセーフティアセッサ、総合アクセス部門ではNR・サプリメントアドバイザーが1位となり、資格が「キャリアアップの道具」から「生活や社会課題に向き合う学び」へと広がりつつあることがうかがえます。
大切なのは、ランキングをそのまま正解として受け取るのではなく、自分が資格を取る目的から逆算して選ぶことです。関心データを手がかりにしつつ、キャリアと生活のどちらに軸を置くかを一度整理してから、最初の一歩を踏み出してみてください。
よくある質問
2026年に注目されている資格は何ですか?
「日本の資格・検定アワード2026」では、注目度UP部門の1位がセーフティアセッサ、総合アクセス部門の1位がNR・サプリメントアドバイザーでした(出典: CBTソリューションズ PR TIMES)。安全・健康・メンタル系の資格が上位に入っています。
なぜ安全やメンタル系の資格が伸びているのですか?
主催者の分析では、資格が単なるキャリアアップ手段ではなく、日々の生活や社会課題に向き合う実践的な学びとして注目される傾向があるとされています(出典: PR TIMES 2026年7月8日)。人手不足の現場での安全確保ニーズなども背景にあると分析されています。
ランキング上位の資格を取れば転職に有利ですか?
ランキングはアクセス数(関心の高さ)を示すもので、就職・転職への直結度を保証するものではありません。転職を目的とするなら、志望する職種・業界で評価される資格かどうかを、各資格の公式情報や求人要件で確認することをおすすめします。
IT資格の人気は下がったのですか?
いいえ。総合アクセス部門でITパスポートが3位に入っており、ITの基礎を証明する資格の需要は根強く続いています(出典: CBTソリューションズ PR TIMES 2026年7月9日)。生活密着型資格の台頭と、IT資格の需要は両立しています。


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